スタッドレスタイヤのプラットフォームとはなに?簡単解説
スタッドレスタイヤの「プラットフォーム」とはご存じでしょうか?
このプラットフォームは何かというと、スタッドレスタイヤとして使用できる溝の限界値を示しています。
タイヤのスリップサインについては、ご存知の方が多いかと思います。
スリップサインは、タイヤとして使用できる溝の限界値となります。
スリップサインについては、知っていてもプラットフォームについては知らなかった方も多いかと思います。
そこで、今回はスタッドレスタイヤにおいて重要となるプラットフォームについて解説いたします。
プラットフォームについて
改めて、プラットフォームは何かというと、スタッドレスタイヤとして使用できる溝の限界値となります。
このプラットフォームは、新品タイヤから50%減ったらでてきます。
つまり、スタッドレスタイヤは半分減ったら使用限界ということになります。
スタッドレスタイヤを探す上では、プラットフォームの内容をしっかりと理解しておくことが大切です。
スタッドレスの溝の深さは、各メーカー10mm前後のタイヤが一般的です。プラットフォームの露出は溝の深さが5mm程度に近づくと現れはじめ、50%摩耗した時点で表示されます。
本来タイヤの溝には明確な保安基準が設定され、溝の深さが1.6mm以下のタイヤを使用すると道路交通違反になります。
ということは、プラットフォームが露出したからといってすぐに法令違反になるというわけではありません。
プラットフォームが露出しても法令違反じゃないという方もいますが、冬タイヤとしての使用限度を迎えている危険なタイヤになりますので、あんぜんにおクルマに乗るためにも早急に交換が必要となります。また、雪国など県によってはスタッドレスの残溝が50%以下は条例違反となる場合もありますので注意しましょう。
プラットフォームの位置
プラットフォームはタイヤの側面を見ると設置してある場所がわかります。
スリップサインの位置を示す表示は△となりますが、プラットフォームは↑となっています。
基本的に1本のスタッドレスに4カ所のプラットフォームが設置されています。
チェックする際は、必ず全ての場所を確認し、4カ所共に露出がないか確認するようにしましょう。
1ヶ所だけ摩耗している場合も、冬タイヤの使用限度となりますので注意しましょう。
メーカーによっては、プラットフォームを示す表示は矢印だけでなくアイコン表示(雪だるまなど)の場合もあります。
まとめ
プラットフォームはスタッドレスタイヤの使用限度を見極めるためにとても重要です。
雪道や凍結路面を安全に走行するためにスタッドレスタイヤに履き替えたにもかかわらず、プラットフォームが露出していては元も子もありませんので、しっかりと確認するようにしましょう。
またお住まいの地域によっては、スタッドレスタイヤの残溝が50%以下(プラットフォーム露出)は条例違反となる場合も御座いますので注意しましょう。
冬の時期のクルマの運転をより安全にするためにも、プラットフォームについては覚えておきましょう。
少しでもこの記事が、参考になれば幸いです。