タイヤを限界まで活用!タイヤの限界はどのくらい?危険なサインを解説
タイヤは車が走れば走るほど、タイヤのゴムがすり減っていきます。
タイヤ交換は、タイヤ本体の価格に加え交換工賃や廃タイヤの処分料もかかるため、まとまった金額を用意する必要があります。
「タイヤはできるだけ長く持たせたい」「限界まで使いたい」と思う方も多いでしょう。
そのためにはタイヤの限界を知る必要がありますが、大半の方が車検時や定期点検時にクルマ屋さんのスタッフからタイヤ交換を勧められることが多く、タイヤの限界は知らない方が多いかと思います。
そこで今回は、タイヤを限界まで使いたい、できるだけ長く持たせたい方に向けて「タイヤの限界はどのくらいなのか?」「タイヤの危険なサイン」を解説いたします。
ぜひ、カーライフの参考にしてみてください。
タイヤの寿命
タイヤの寿命は年数でいうと「5年」といわれています。
タイヤメーカーによると、タイヤの寿命は以下のとおりとしています。
- 製造から5年程度経ったら整備工場で点検を受ける
- 製造から10年経ったら新品に交換する
タイヤの製造年は、タイヤの側面記載されています。
4116と記載されており、下2桁が製造年で上2桁が製造された週となります。
走行距離の目安は「3~4万km」
一般的に、タイヤが限界になる走行距離は3~4万キロといわれます。
道路運送車両の保安基準により、タイヤの溝は1.6mm以上が必要になります。一般的なタイヤの溝はおよそ8mmほどになり、走行5,000kmにつき1mm摩耗するとされています。
5,000kmで1mm摩耗するということは、1万kmで2mm・2万kmで4mm擦り減る計算になります。
タイヤの保安基準である1.6mm以上になるラインは「32,000km」となります。
あくまで試算となりますので、実際は運転の仕方などによってタイヤの摩耗速度は異なりますので注意しましょう。
タイヤの危険なサイン
タイヤの限界がくるとスリップサインがでてきます。
一般の方でもわかるようにタイヤの限界がくるとスリップサインがでてくるようになっています。
スリップサインはタイヤの溝の深さが1.6mmになるとでてきます。
このスリップサインは一つでもでてくると危険な状態ですので、早急にタイヤ交換をしましょう。
スリップサインがでた状態でも走行することは可能ですが、危険なうえ道路運送車両法で禁止されていますので、走行しないようにしましょう。
スリップサインについて詳しく知りたい方はコチラ
タイヤの限界はスリップサインの他にも
ゴムの硬化やひび割れ、摩耗の偏りなどが挙げられます。
タイヤは日々劣化していますので、定期的にタイヤの状態をチェックするようにしましょう。
まとめ
今回はタイヤの寿命の目安とタイヤが限界を迎えた時のサインを紹介いたしました。
定期的にタイヤをチェックしていれば簡単に発見できるサインです。
限界までタイヤを使いたい方は、今回ご紹介したサインを定期的にチェックしてみてください。
次回はタイヤの限界を超えた時に生じる危険性について解説いたします。
ぜひ、参考にしてみてください。