2024.2.10

夏タイヤに切り替えるタイミングと準備

降雪地帯で車を使っているなら冬の時期の前にスタッドレスタイヤに交換しますよね。
雪が降る可能性が低くい地域でもも、凍結した道を走る可能性があるため、スタッドレスタイヤに交換することがオススメです。

では、「どのタイミングで夏タイヤに戻せばよいのか?」疑問に思う方が多いかと思います。

夏タイヤへの移行が早すぎると、凍結した路面が不安になりますし、遅すぎるとスタッドレスタイヤを痛めてしまう可能性があります。

そこで今回はスタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換時期について、解説していきます。
ぜひ、タイヤ交換をするときの参考にしていただければと思います。

夏タイヤに履き替える目安

一般的にスタッドレスタイヤから夏タイヤへ交換する時期は、3月中旬頃からゴールデンウィークぐらいまでの時期とされています。
雪があまり降らない地域であっても、3月中旬ごろまでは、急に雪が降ったり気温が急激に下がったりすることもあります。

夏タイヤに戻す目安は主に2つ。
・凍結する路面の有無
・最低気温7℃

スタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換する時期の目安の一つは、最低気温が7℃以上になった頃いわれています。
降雪があるかどうかは関係なく、外気温が7℃になるとスタッドレスタイヤと夏タイヤの性能レベルが逆転します。

スタッドレスタイヤは、夏タイヤよりもゴムが柔らかいため、気温が7℃以下の場合には高いグリップ力を発揮することができますが、7℃以上の場合夏タイヤの方がグリップ力が高くなります。
そのため雪が降っていなくてもアイスバーンや気温が低くなっている時には、スタッドレスタイヤが最適です。

夏タイヤ気温が7℃以下の環境になるとゴムが硬くなってしまい、グリップ力が低下します。
グリップ力が低下すると制動距離が長くなり、事故などにつながる可能性が高まります。

以上のことからスタッドレスタイヤから夏タイヤへの交換の目安が最低気温が7℃以上となります。

夏タイヤへ戻す時期の見極め方

スタッドレスタイヤから夏タイヤに戻す時期を見極める方法は主に2つ。
・降雪の最終日を目安
・予想気温を見て参考にする

降雪の最終日

夏タイヤに戻すタイミングを、雪の最終日を調べて考慮するのはおすすめです。

気象庁では、地域ごとの最終降雪日や、凍結した日などを毎年記録し統計としてまとめていますので、気象庁のホームページを、確認して参考にすると良いでしょう。

予想気温を見る

予想気温を見ることも、スタッドレスタイヤから夏タイヤへの移行する時期を見極める方法の一つです。

路面の凍結は気温が3℃を下回ると起きるといわれています。
通常の道であれば問題ないものの、橋や日陰では気温が0℃でも、路面は凍結する可能性があります。

最低気温の平均が5℃~7℃以上が続くようであれば、夏タイヤに交換しても良いでしょう。

スタッドレスタイヤから夏タイヤに戻すべき理由

スタッドレスタイヤから夏タイヤに戻すべき理由は主に2つ。

・スタッドレスタイヤの劣化
・雨の日のグリップ性能

スタッドレスタイヤの劣化

上記でも解説しましたが、スタッドレスタイヤは夏タイヤよりもゴムが柔らかいです。
そのため、夏タイヤよりも摩耗が早くなります。
路面の温度が高い環境ではゴムが柔らかくなり、路面と密着する面積が広くなります。
大きな摩擦抵抗が起こり、それにより路面との接地面が削られやすくなるので、その結果としてタイヤの劣化が早くなります。

また、水気や紫外線もタイヤの劣化を早める要因となりますので、夏場の屋外駐車場などで外気にさらされていることもタイヤの劣化につながります。

ゴムが柔らかく、熱による劣化がしやすいスタッドレスタイヤは、夏場の走行に向いていないといえます。

雨の日のグリップ性能が弱い

スタッドレスタイヤは雪上や凍結している路面での走行に特化しているため、夏タイヤよりも排水性能が劣ります
そのため雨で濡れている路面では「ハイドロプレーニング現象」を起こしやすくなります。

凹凸の大きな雪道や凍結している道路でのグリップ力を高めるために、スタッドレスタイヤは夏タイヤに比べ柔らかいゴムで作られています。

スタッドレスタイヤの表面には無数の小さな穴が作られていて、その穴にタイヤと氷の間にある水分を吸い込ませることで、タイヤと氷がグリップ(密着)する仕組みとなっています。

夏場の雨天の時には、スタッドレスタイヤの特徴であるゴムの柔らかさと吸水性の高さがデメリットとなり、「ハイドロプレーニング現象」を起こすリスクが大きくなるので夏タイヤへ戻すようにしましょう。

まとめ

スタッドレスタイヤから夏タイヤに戻す目安と戻すべき理由を解説いたしました。
夏タイヤ・スタッドレスタイヤと分かれているだけあり、それぞれその時期の環境に適応できるように作られています。

夏タイヤの特徴、スタッドレスタイヤの特徴をしっかり理解すること、あんぜんで快適なカーライフを送ることができます。

タイヤの履き替えをする際は、ぜひ市原タイヤ交換センサーにお任せ下さい。
少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

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