2024.3.16

燃費向上に重要な低燃費タイヤの選び方

クルマの燃費は、クルマの性能だけでなくタイヤを変えることで向上させることができます。
クルマの燃費がいいと、経済的・環境的にとても良いです。クルマの燃費を重視する人にオススメしたいのが低燃費タイヤ(エコタイヤ)です。

エコタイヤや低燃費タイヤは、たくさんのメーカーから発売されているうえ、様々な機能を持つタイヤもあり、どれを選べば良いか分からない方が多いかと思います。

そこで今回は、エコタイヤ(低燃費タイヤ)について解説いたします。

エコタイヤ(低燃費タイヤ)とは?

エコタイヤは低燃費タイヤとも呼ばれており、走行距離に対して使用する燃料が少ないタイヤのことをいいます。
ノーマルタイヤで走行するよりも燃費が良く、ガソリンの使用料が少なくなり、排出する排気ガスも少ないことが特徴です。

エコタイヤの基準は、「転がり抵抗性能」「ウェットグリップ性能」という2つの項目がJATMA(日本自動車タイヤ協会)により定められていて、この基準をクリアしたものがエコタイヤ(低燃費タイヤ)として認められます。

上記の「転がり抵抗性能」「ウェットグリップ性能」はどのような性能なのか、解説いたします。

「転がり抵抗性能」

「転がり抵抗」とは、タイヤが転がる際の抵抗力のことで、「転がり抵抗性能」の数値が小さいほど、燃費が良くなります。

タイヤの「転がり抵抗性能」は、「AAA」「AA」「A」「B」「C」という5段階の等級で評価されており、エコタイヤに認定されるためには「AAA」~「A」の等級にあてはまることが条件です。

ただし、「転がり抵抗性能」が基準内でも、次の項目で説明する「ウェットグリップ性能」が基準外のタイヤはエコタイヤとは認められません。

「ウェットグリップ性能」

「ウェットグリップ性能」は安全性に関わってきます。
濡れた路面でのグリップ力を表すウェットグリップ性能は「a」「b」「c」「d」の4段階で評価されています。

エコタイヤはこの「a」~「d」のグレードでランクづけられている必要があり、ウェットグリップ性能のグレードがないタイヤはエコタイヤとしては認められません。
なかでも「a」がもっとも高いグレードとなっており、濡れた路面でも抜群のグリップ力を誇ります。

エコタイヤ(低燃費タイヤ)の選び方

エコタイヤには、統一されたマークが付いています。さらに「転がり抵抗性能」と「ウェットグリップ性能」を一目で確認できるようにラベリングされています。そこで、このマークとラベルを参考にするのがポイントです。

画像出典元:一般社団法人 日本自動車タイヤ協会JATMA


画像出典元:一般社団法人 日本自動車タイヤ協会JATMA

低燃費タイヤには上記画像のような表示ラベルが付いています。
燃費の向上を重視したいなら転がり抵抗性能が 「AAA」のタイヤを選び、燃費向上よりも安全性が気になるなら転がり抵抗性能が「AA」や「A」で、ウェットグリップ性能が「a」や「b」のタイヤを選びましょう。
重視する性能に合わせてエコタイヤを選ぶことがオススメです。

エコタイヤとノーマルタイヤ、どのくらい燃費が違うのか?

エコタイヤのグレードにもよりますが、ノーマルタイヤからの変更で1〜5%の燃費向上が見込めらています。
一般道と高速道路で燃費も変わるため、普段利用する道路環境にも燃費は左右されます。

燃料1リットルの走行距離が20kmのコンパクトカーや軽自動車の場合、5%燃費が向上すると1km程度長く走行できます。
エコカーとエコタイヤの組み合わせなら、さらに燃費向上が見込むことができます。。

まとめ

今回は低燃費タイヤについて簡単に解説いたしました。
燃費はクルマの性能だけでなくタイヤを変えることで、燃費を向上させることができます。
また適正空気圧を保つことも燃費向上に繋がりますので、定期的に空気圧をチェックするようにしましょう。

この記事が少しでもタイヤ選びの参考になれば幸いです。

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