タイヤ交換時のバランス調整は毎回必要な理由
タイヤのバランス調整は、車が安定して走行するために安全面でも走行性能面でも欠かせません。
タイヤ重量の偏りを補正するこの作業は、タイヤとホイールを組み合わせた状態で行います。
車に装着している4本のタイヤの中で、1本でもバランスが乱れていると、さまざまな問題が生じます。
そこで今回は、タイヤのバランス調整が毎回必要な理由、バランスが乱れると生じる問題について解説いたします。
タイヤのバランス調整とは?
バランス調整とは、正確にはホイールバランスの歪みを修正する作業のことであり「ホイールバランス調整」といいます。
タイヤはパッと見、真円に見えますが、製造過程上、重量にバラつきができるためバランスが乱れた部分があります。
また、タイヤ本体以外にもホイールや空気の充填口であるエアバルブの重量もバランスを不均衡にする要因となっています。他にもタイヤの摩耗具合なども要因となります。
バランス調整のタイミング
バランス調整を行うタイミングとしては、主に二つが考えられます。
1.タイヤ交換した際
2.タイヤが摩耗した際
1.タイヤ交換した際
タイヤ交換呼ばれる作業には一般的に2つのパターンがあります。
1.組み替え
⇒タイヤをホイールから外したり、組み込んだりする作業
2.脱着
⇒組み込まれた状態のタイヤとホイールのセットを車体から外したり取り付けたりする作業
例えばですが、ホイールは新しくせずにタイヤ部分だけを新しく交換する場合、組み換えと脱着の両方の工程が必要になります。
それに対し、すでに組み込まれた状態のタイヤ・ホイールセットを購入して交換する場合、組み換え作業は不要なので脱着のみを行うということになります。
この2つの内、絶対にバランス調整をするべきなのは、組み換えを行ったときです。
バランス調整はタイヤとホイールが組み合わされた状態で調整するものなので、基本的には組み換えとセットで行います。
タイヤとホイールをセットで購入した場合は、既に調整済みが多いので、必ずしも行わなければならないというわけではありません。
しかし、一度調整をしていても、走行中に衝撃が加わることでホイールが変形したり、バランスウェイトと呼ばれる重りが外れてしまいバランスが乱れてしまうというような場合もあります。
そのため、脱着のみの場合でも余裕があれば調整を依頼することをオススメいたします。
バランスが乱れると生じる問題
バランスが乱れると生じる問題をここでは4つご紹介いたします。
1.運転操作に支障が出る
バランスが乱れると運転操作に支障をきたします。バランスが乱れていると、タイヤの回転にムラができ、ハンドルが取られてしまったり、ハンドルをしっかり押さえていないと方向がズレていってしまったりと、正常時のように安定した運転ができなくなってしまいます。
2.走行中に車が振動する
走行中に振動を引き起こす要因で最も多いのがホイールバランスの崩れとされています。バランスが取れていないと、それぞれのタイヤが均等に回転することができず、走行中に車体が振動しやすくなります。
特に高速道路の走行時など、時速80キロを超えるような場合には振動を感じやすくなってしまうので、高速走行が多い人にとってバランス調整は欠かせませんね。
3.タイヤの寿命が短くなる
バランスが取れていないと、タイヤの寿命を縮めることに繋がります。歪みの大きいタイヤは均等に路面と接地しないため、一部だけが偏ってすり減る偏摩耗が進んでしまうためです。
4.他のパーツに影響がでる
バランス調整は足回りのみに関係しているわけではありません。ホイールバランスが取れていないことで、車の別のパーツにも悪影響を及ぼすことがあります。
上記で、ご紹介した問題の走行時の振動、運転操作が不安定になったりすることは、足回りに限らず車体の他のパーツにも負担をかけてしまいます。
これにより、他のパーツが損傷してしまう可能性があることはもちろんのこと、場合によっては重大な事故にも繋がる可能性があります。
まとめ
今回はタイヤのバランス調整についてご紹介いたしました。
バランスが乱れると、走行中の振動やタイヤの寿命を短くする原因になるだけでなく、他のパーツの故障などのトラブルにも繋がります。
走行性・安全性に大きく関わるので、タイヤの組み換えを行った際は必ずバランス調整も行うようにしましょう。
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